ゴーストハンターリプレイ外伝 百貨店の騒乱
GM まあそんな感じでみんなが久しぶりに再開しました。そしてそれから、あっと言う間に4日ほど経ちます。そして、あの百貨店についての噂を耳にするようになります。「最近、あそこに幽霊が出るらしい」とか言う噂が近所でちらほらとささやかれているという話しです
アーノルド 「俺の知った事じゃないねぇ」で終わらす
テッド まあそうも言ってもいられないから、あの建物で美術展を開くというスエンさんが心配なので、とりあえずみんなを誘って顔を出しに行こう
セルマ ところでスエンさんて結婚しているの?
GM 未婚です。「とりあえず」で誘われて集まった君たちは4階に着きました。フロア全体を真ん中で仕切ってふたつの展示会を同時に準備しているようだね。
スエン 「まあテッドさんよく来てくださいました。と、言いたいところですが、まだ準備中なんですよ?」
テッド 「ごきげんよう。スエンさん。ちょっとおかしな噂を耳にしましてね」
スエン 「もしかして、あの幽霊騒ぎの話ですか? なぜか外にまで幽霊話が漏れてしまっててちょっと困っているのです」
ツヴァイ 「で、ホントに出るのですか?」
スエン 「いえ、幽霊が出るかどうかははっきりしないのですが、どうもこのところおかしなことが続いているんです」
テッド 「ほう、やはり本当の事でしたか。心配して来た甲斐がありましたよ」
セルマ 「ここは私達の出番のようね」
スエン 「テッドさん、その方達はどなたですか?」
テッド 「おお、そうですね。このような事件にとても詳しい友人たちですよ」
セルマ 「申し遅れました。セルマと申します。今回は大変ですね。しかし私が来たからには幽霊はもう大丈夫ですよ」
アーノルド 「お初にお目にかかります。私の事はアーノルドと呼んでください」
ツヴァイ 「始めまして、ツヴァイです」
セルマ 「では、早速で悪いんですけど、いまどんなことが起こっているか教えてもらえますか?」
スエン 「はい。些細な事なんですが、ここのところ朝仕事に出て来ると、前の晩に片してあった道具類がそこら中に散乱しているんです。何か気持ち悪くて…」
テッド 「この荒らされているのはスエンさんの所だけですかな?」
スエン 「どちらかというと隣で展示会の準備をしていらっしゃるマーカスさんの方がひどいです。私の方はひとつふたつだけなのですが…」
アーノルド 現在の状況でこのフロアの昨日最後に置いてあった場所から道具箱とか動かした形跡とかある?
GM 今は作業のまっただ中でみんなが使ってるからバリバリに動いてる
アーノルド こりゃだめだ明日の朝、出直そう
テッド 最近このビルが新装オープンしているということはその前にここの4階を使っていた客というのがいるでしょう?
アーノルド ざっと調べる
GM 立て替えの前にも展示会が何度かあったよ
セルマ 改築工事の時には今の事件みたいな幽霊騒ぎは?
GM ないよ。幽霊騒ぎも今回が始めてでそれこそ、立て替えの前すらそんな噂はない
ツヴァイ じゃあ簡単な事ですね。この二人のどちらかが、犯人なんですよ
GM スエンさんかマーカスさん?
ツヴァイ そのとおり
セルマ じゃあ、マーカスさんの方の様子も見に行きましょう
GM ではマーカスさんの方へ行くとですね。マーカスさんが、「はいそれはあっちにやってくれ。これはこっちに」と指示をだしている
テッド 「Mr.マーカス。少々お時間よろしいですか?」
マーカス 「どなたですか?」
テッド 「私は隣のスエンさんの知り合いの者でテッドと申します。最近、何でも幽霊騒ぎが起きでいるらしいのですが、何か気がついた事ありませんか?」
アーノルド 「こう見えてもわたしは探偵をやっているので、少しは問題解決のお手伝いができると思いますよ。よかったら話しを聞かせてもらえませんか?」
マーカス 「なくなっている物とかはないんですけど、あっちこっちに物が散らかってしまって、それを片付けるので午前中は仕事にならないんですよ」
セルマ それは俗にいうポルターガイスト?
ツヴァイ もしくは誰かが盗みに入ったとか
テッド 何を盗んで行くんだ? この4階で
アーノルド そりゃ金目の物
ツヴァイ もしくは至急見つけなければやばい物とか
GM 例えば?
ツヴァイ 例えば以前盗んだ物が紛れ込んでしまって、それを秘密裏に回収しなければならないとか
GM 警備会社の人も来てくれてるよ。マーカスさんはあまり信用はしてないみたいだけどね
テッド ここのオーナーは?
GM バックスさんと言う人で、おじさんとおじいさんの中間くらいのいい感じに歳くった人
テッド 「Mrマーカス、あなたはバックスさんと知り合いなんですか」
マーカス 「いいえ、単なる雇用関係でしかないですよ」
テッド スエンさんもバックスさんと知り合いではない?
GM ないです
テッド 警備会社っていうのはどこかの業者なの?
GM いや、ここの専属警備。どちらかというと警備部門だけ独立させてる感じ
マーカス 「実はですね、私も困っているのですよ。あちらのスエンさんとの間でね…。バックスさんが金を倍払えば向こうとの契約をやめてスペースを全て使わせるとかあるにはあるのですが、あちらさんにもいろいろ事情があるらしいので私としても非人道的なことはしたくはないですね」
ツヴァイ 「どちらかというと人道的に無茶苦茶なのはバックスさんの方ではないのですか?」
マーカス 「まあ無茶苦茶なのはたしかですね」
GM こんな話をしているときに階段の方から5人ほど「目つきと態度の悪さはやくざ並」という人間が来ました。そしてフロアを荒らし始めます
テッド 「マ、マーカスさん。何ですかあの人達は?」
GM マーカスは君が声をかけるより早く「何だね君達は!」と言い、止めにかかっていますが、腕っ節がないらしくてあっけなくねじ伏せられました。しかし、作業員達も止めに入りますので君たちが相手にするのは2人位かな
セルマ 荒事は苦手なんで逃げ回ります
ツヴァイ 私は隠れて怪光線Uを撃ちます
アーノルド リーダーは誰?
GM マーカスさんを蹴ったりしてる人
アーノルド じゃあね、後ろに回って「フリーズ」って
GM 後ろから近づくには忍び足やってもらわないとね
アーノルド 私、忍び足なんてもってないよ
GM そりゃもう技能なしで
ツヴァイ その前に私が1発攻撃しちゃっていいかな
アーノルド それでは同時で
GM でもそこで君が撃ってしまうと意味がないでしょ
アーノルド 忍び足はやめた。運が3で成功率は15%しかないから
ツヴァイ 私は撃ってしまう…でも失敗した
GM 撃って失敗したら当然展示会場に傷がつくんだな。マーカスさんの展示品の絵の額縁がスパーンと飛ぶ
ツヴァイ わ、私じゃないわよっ
テッド 撃ったのを確認しながら「君達そこで何をしているのかね。乱暴はやめたまえ」と言い肩を掴む
GM 当然掴まれた奴は君の横面にパンチを打ち込む
テッド 「遅いっ!」と言い回避する、…失敗
GM くらった君は積み重ねてある道具の山の中に背中から行ってくれ。グワシャ〜ンとね
テッド 「まったく乱暴者ばかりだ」と言って何か武器になりそうなものを探す
GM いろいろあるよ
テッド ハンマーを手に取るか
GM こちらは適当に暴れ回って時間がたったので退却を始めます
アーノルド 追跡だ…失敗
GM いとも簡単に見失った
アーノルド 「ちっ、逃げ足の速い連中め」
セルマ 「マーカスさん。何者ですあの人達は?」
マーカス 「知りませんよ。こんな事になったのは私も初めてですから。イテテテテッ」といい腹のあたりを押さえている
セルマ 「とりあえず傷の手当てをいたしましょう」と言ってトリートの呪文をマーカスさんに
マーカス 「ありがとうございます」
アーノルド 「ああいう連中が来たんだ、もう片方も危ないかも知れん」
ツヴァイ 「もう片方って?」
アーノルド 「もちろんスエンさん」
ツヴァイ 「彼らの目的がマーカスさんにあるのか、フロアにあるのか、スエンさんにあるのか?」
セルマ 「フロアでしょう」
アーノルド 「フロアだろう」
テッド 「でもフロアにあるんなら貸し出さなければ良いのでは? そうだなスエンさんに聞いてみよう」
GM なんて
テッド 「マーカスさんのほうに金を倍出せば、スエンさんを追い出して1フロア全部貸し切らせてやるという話がきているのですが、スエンさんの方には話は来ているのかね」
スエン 「実は来ているんですよ。でも、嫌じゃないですか、そういう取引は…」
セルマ 心理学で本当にそういう嫌悪感を持っているのか読んでみましょう…成功
GM 本当に嫌がっています
セルマ 「うーん。こんな事して利益があるのは誰でしょう? さて、どうしましょう」
テッド 一応、スエンさんの展示物を見せて貰おうか
GM 展示物はまだ運んでないから、倉庫の方に行かないとないけど見ます?
セルマ 美術品だっけ?
GM 彫刻だよ
セルマ 自分が作った物だけかしら
GM その様だね。見に行きます?
アーノルド 私は残る
GM ではその他の3人は見せてもらおうと地下1階にある倉庫まで行って見てください
GM 1階の裏手側から地下へとつづく資材の搬入口を降りていくとあるよ
テッド まとめて置いてあるの?
GM そうだね、ちゃんと梱包されてるよ。ひとつ、ふたつ大きいのがある程度であとは1メートル位のだよ
テッド 「スエンさん、盗まれた物とかないですよね」
スエン 「それはないですね」
セルマ 何か霊感が働くものとかないですよね
GM 霊感が働くものって?
セルマ 髪の毛が立つ様な…
GM 別に感じる様な物はないね
テッド 取り敢えず上に戻るか
GM では4階
テッド 「アーノルド、何か分かったかね」
アーノルド 「いや、こちらは特に何もなかったよ」
セルマ 「今日は諦めてここに泊まりませんか? とりあえず管理者に相談をしてみましょう?」
アーノルド 「いや、ここは勝手に泊ってしまおう」
ツヴァイ 「それは黙ってという事ですね」
アーノルド 「その通り。そうした方が向こうも油断するだろう」
ツヴァイ 「どうします?」
セルマ 「今晩ここに泊めてもらって良いですか?」
スエン 「私に聞かれても困りますわ」
セルマ 管理者は誰でしたっけ?
GM オーナーのバックスさんと言う人だね
テッド ここで私の番になるのさ。ではまず、そのバックスさんとやらの許可をもらいに行こうかね
セルマ 政治家の権限を利用して圧力をかけるのね
テッド ちがーう!
セルマ 「許可は取る? 取らない?」
アーノルド 「取らないほうが良くないかな」
GM ではそのまま夜まで待ちますか?
ツヴァイ そうですね
GM そのうちにマーカスさんは呼ばれてどこかへ行ってしまった。今夜は無断で泊り込みの見張りでいいのね?
ツヴァイ 私は今夜泊まるって旦那に電話をしてくる
テッド もう日はどっぷり暮れているのかね
GM もうそろそろ暮れてくる
テッド 「それではアーノルドくん。君の情報網を使って先程の殴り込んできた、チンピラ連中の線を洗ってくれないかね?」
アーノルド じゃあ情報網でコイツらのことを探ってくるよ
GM 今からそれを洗うんだったら今夜の張り込みには参加できませんが?
アーノルド それだったら、やっぱりやめる
GM 張り込みをしようとすると当然のごとく正規の警備員の方達が「あの閉店のお時間なんで」と言ってくるよ
テッド 「ああ間もなく出ていくよ」
アーノルド みんな隠れよう
GM それじゃみんな隠れる所を決めて
ツヴァイ 私は女子トイレ、故障中の紙を貼っておく
テッド 部屋のすみっこ、展示品の土台の影に
アーノルド 同じく部屋のすみ、道具箱の中
セルマ 部屋のすみ、カーテンの裏
GM まずは部屋のすみの人、当然隠れるのチェックを。さあ振って
テッド そんなの技能なしじゃ…ファンブル
セルマ 私もかな…失敗
GM 失敗の人は摘み出される、ファンブルの人は思いっきり、力一杯摘み出されてください。トイレの人も隠れるのチェックを振ってください
ツヴァイ 失敗
GM あなた、そこでなにをしているのですか
ツヴァイ ええっと…修理です
GM 「そんなことは聞いていない」と摘み出される。はい出ていってくれ。そして最後、道具箱の人
アーノルド でいや! ファンブル
GM 結局全員摘み出されたと
アーノルド やっぱり確認取った方が良かったかな
ツヴァイ で、どうします
テッド 忍び込む
ツヴァイ ということで鍵を開けられる方は?
一同 出来ません(笑)
テッド じゃあビルを管理している人の所へ行こう
GM では、近くに事務所のビルがあって、昼間なら居るのだろうけど時間が時間なだけに誰もいない
テッド 鍵は掛かっているよね
GM 当然、なぜだか電気もついているけどね
テッド まてよ出入口はいくつ?
GM 正面に1つ
テッド じゃあここで張り込もう、もし誰も入ったり出たりしなければビルの中の住人の犯行もしくは本当に霊体現象だ
GM なに、じゃあここの事務所を張ると、いうことだね。事務所からじゃ直接ビルは見れないよ
テッド あ、ごめん。百貨店ビルの方
GM 事務所じゃなくて百貨店の方ね。では表玄関以外に裏口もあるよ。それでは百貨店を張り込む人は、ここで夜明かしするという事ね
GM では表口と裏口のどちらを張り込むか決めて体力チェックね
ツヴァイ 裏口…失敗
セルマ 表ね…成功
テッド 表を見張ろう…成功
アーノルド 裏口…失敗
セルマ 裏口は全滅ですか(笑)
GM 失敗した人はぐっすりと眠りこける。起きている2人も今晩は特に何も見なかったね。そしてあっと言う間に朝です
GM そろそろ開店時間でお客さんがくるんだけれども、なんとなくお客の間で幽霊話しをしている人が以前より増えている
テッド お客さんの前より従業員が入るのは何時頃なのかな? 出来ればそのときに入りたいんだけど
GM やっぱし入れてもらえない
テッド スエンさんの名前を出しても?
GM そういう事ならとお手伝いという事でこちらから入れてくれるよ。で、作業員と共に入っていく。朝礼の様なものに出席させられて「幽霊の件については口外しないこと」って言う話などを従業員と共に聞かされる
アーノルド 早速現場で手掛かり捜し…成功
GM 確かに動いた形跡がある。マーカスさんの方がひどいね。夕べ摘み出された時の記憶と配置が違う。しばらくするとマーカスさんがくる
セルマ 霊能力に感じるものはなかったの?
GM ないね
テッド まず昨日残っていた人たち全員のアリバイだね
GM ビルに残っていた人というのは夜勤の皆さんだね
テッド うん全員のリストとか欲しい
GM 事務所にいけば分かるよ
テッド アーノルド君の出番だ
アーノルド 行くのは一人ですか
GM 誰も返事をしないみたいなので、一人ですね。ちょっとそこで知覚ロール
アーノルド ほいきた、うりゃ…成功
GM 君が事務所の前まで行くとスエンさんの声が聞こえる
アーノルド それは聞き耳だよな…失敗
GM スエンさんが「嫌だ」とか「そんなことをする言われはない」とか言ってる。君が聞き耳をしているところへスエンさんがドアをあけて君と目が合う
アーノルド ビクッ、「いやぁ、ここのドアは業物だなあ」スリスリ
GM スエンさんはダッシュで去る
アーノルド じゃいいや、ちわーす。と言って中へ入ろう。「昨日の警備員の勤務表を見たいんですけど」
事務員 「誰だね君は?」
アーノルド 「こんなかっこうをしているがヘンリィーク家の嫡男なんですよ。このビル出来が良いと思ってね、このビルの一部を借りる交渉させていただきたいのだが、そのまえに…ここの警備員の質が悪いとの噂を聞いてね。一抹の不安を感じているのです。まぁ、私の事が嘘だと思うのなら電話をしてくれたまえ。アーノルドといえば分かるはずだ」
GM 奥の人が電話をして確認が取れました。そしてちょっと太めの事務員が奥へと案内する
事務員 「何ゆえに我が社の警備にケチを付けるのですか?」
アーノルド 「ケチではないのですよ。何でも展示室で道具やら何やらが目茶苦茶になっているそうじゃないですか。そこの警備員は何も気付かなかったのかね」
事務員 「あれは幽霊の仕業と噂が流れていますがね」
アーノルド 「幽霊などという非科学的なものがこの現代社会にいるわけないだろうが。いい年して君ぃ、頭を冷やしたらどうだ?」
事務員 「いゃあ、私の知り合いには幽霊に殺されたという人もおりますし」
アーノルド 「私が知りたいのはずさんな警備をしていた夕べの夜勤の警備員のリストだ、ちょっと出してくれ」
事務員 「うっ、そう言われましても、わたしの業務にかかわるものですからね…。出せといわれて渡すわけにも…。まぁ、口外しないと言うことでしたら写しを50ドルで譲りましょう。へへへっ」
アーノルド あからさまに賄賂だねぇ「払おう。しかし信用できるのかね」
事務員 「大丈夫です。安心してください。私は、正直、誠実、忠勤がモットーですから」
アーノルド あからさまに怪しいが、ここは「では貰って行こう」とだけ言って4階に戻る
GM 合流するのね
アーノルド リストを政治家に渡す
テッド 待っている間に、マーカスさんの方に行って聞いてみよう「昨日バックスさんに呼び出されたようですが、何かあったのですか?」
マーカス 「実はですね、昨日のゴロツキの連中について呼び出されたんですよ。そのついでに信用のおける警備員を雇いたい、と許可を貰ってきたんです」
GM そして今日は4人ばかり連れてきている
セルマ 「この騒動に幽霊が関係しているのなら普通は怖くて逃げてしまうでしょう」
マーカス 「その点ならこの人達は大丈夫。何せその手のセキュリティ会社の人ですから」
テッド じゃ彼らはこのビルのなかに泊まるということか?
ツヴァイ ちなみに、その4人ってどんな感じ?
GM 女性2人、男性2人の構成だね。なんかアジア系の人が3人に白人の神父が一人です
テッド 「女なんてたよりになりませんからな」
GM 「その発言聞きずてなりませんね」と女性の1人がずいっと前にでてくる
テッド 「私はテッド・グリーンウッド。政治家をやっているがね、君のようなものに警備が務まるのかね」
女性A 「私の名は一ノ瀬明日香。政治家なんてものが一番信用できないわ」とか言っている
テッド 「政治家を馬鹿にするとはなっとらんな。警備会社なぞやっていて役に立つのかね? ん? 実績はあるのかね」
明日香 「私たちの実績を知らないとは、さてはモグリですね、フッフッフッ」
男性A 「では自己紹介をしてやろう! 聞いて驚け! この私こそ世紀の大心霊術師、鈴木 京だ。そしてこの神父がキリー、もうあそこの女が、海園寺ゆりである」
セルマ 「……誰? 知らない…」
明日香 「セルマ、もう私達の事忘れたの?」
セルマ
「私、3人目だから…」
明日香 「あんたって都合が悪くなるといつもそう言って逃げるわね…」
アーノルド 「セルマ、お前、あんな恥ずかしいのと知り合いなのか?」
テッド 「ふん、我々まで届いていない名声などないに等しいですよ。この宿無しホームレスいやもとい、アウトドアホームレスじゃなくって、えーっとアウトドア探偵の名声を知らんのか?」
セルマ 「知らない…」
アーノルド 「お前ら、えらい言いようだな…」
テッド 「君らは彼のことを知っているんだろ?」
スエン 「アウトドア探偵? ええっと、そう言う探偵がいたという噂を耳にしたことあるわ」と助け船をだす
アーノルド 過去形なのか?
テッド スエンの肩に手をポンと置いて「嘘の下手な人だ…」
アーノルド 「向こうの4人組、どっかで見たことがあるんだけどな」
明日香 「あなた達、こちらの邪魔だけはしないでね」と言って去っていってしまう
セルマ 「ライバル出現ね」
GM ところで、今夜も夜営ですか?
テッド 取りあえず、我々もマーカスさんが頼んだ警備員の一員としてビルに残れるようにしてもらいたい
GM そう伝えるの?
テッド うむ
明日香 「嫌です。あんた達と一緒? 冗談じゃないわ」
テッド 「私は君と一緒に仕事をしたいわけではないのだよ」
ツヴァイ 「まあまあ。貴方達の力を見込んで一緒にお願いできませんか? どうでしょうか?」
京 「ならば、出すもんだしたら、うちの社員として協力させてやろう」
アーノルド うわぁ、嫌な感じだ
テッド 「そう言えば君のビルねえ…、地下から怪しげな爆発音が聞こえてくると、付近の住民から苦情がきているんだけどねえ」
明日香 ぎくっ!
テッド 「実はあそこの地区は私が管理していてねぇ、場合によっては法的手段もとれるんだが?」
アーノルド く、区画整理…
GM 後ろの方で明日香が女性の頭をこづいているよ
明日香 「ば、爆発? な、何のことかしら?」(小声で)「ゆり、アンタが地下で怪しい実験ばかりやってるから…」
ゆり 「ごめんなさい。ごめんなさい…」
テッド 「まぁ私も鬼ではないですから。ここはギブ&テイクということで」
アーノルド 紳士的に行くべきだね
テッド 「まぁ私も貴女のような女性と今後仕事をしようとは思っていないしね」
ツヴァイ 「と、とりあえずもう少し穏便にいきませんか?」
GM まあ、そこでだねぇ、テッドは心理学ロールチェックしてみて
テッド はいよ…成功
GM するとだね、スエンさんの顔色が悪いのが分かります。
テッド じゃあ、ツヴァイを引っぱってスエンさんと隣の部屋にいこう
ツヴァイ 「スエンさん、何があったか教えてもらえませんか?」
スエン 「じつは…あの会場のことでバックスさんに呼ばれていたんです。あの人会場を全部貸して欲しければあっちを追い出す手伝いをしてやるからと…嫌らしいことしようとしたんです」
ツヴァイ えーと。取りあえずバックスの息の根を止めに行きますか。その様な輩は社会的「悪」です
テッド まぁ、それは決定項として…
GM 決定項ですか(笑)
テッド それにしても金儲けにしてはめんどくさい手を使っているなあ
ツヴァイ 言われてみるとそうですねえ
テッド まあ、それは後で調べるか、とりあえずは事件の解決が先だね
セルマ それにはどうにかビルに残れるようにしたいですわね
スエン あ、それなら私があなた方を雇うという形ではいかがでしょうか。警備員としてならビルに残れるのでは?
アーノルド 政治家が警備員をやるのか
セルマ 政治家がアルバイトすると首にならなかったっけ?
テッド いや、アルバイトではなくお手伝い
セルマ そうだね。ボランティアはいいらしいよ。1日署長さんとかやってる人いたし
GM あれはボランティアか?
テッド そうしよう。じゃあ話がまとまったところで、隣の部屋に戻ろう。そして明日香に「悪いが君の世話にはならんよ、私たちはスエンさんの所で雇ってもらうことになったからね」
明日香 「ふーん。あっそう。せいぜい頑張ることね」
ツヴァイ 「我々もお手伝いするということで、こちらがピンチの時は助けてよ」
テッド 「せいぜい私達の足手まといにならないように。マーカスさん、貴方の手伝いが出来なくて残念ですが、何かあったら呼んでください。こんな無能な女よりやくに立ちますよ」
明日香 「こんな馬鹿な政治家よりもあたし達のほうがずっと信用できますよ。マーカスさん。何せあたし達には、緻密な作戦がありますから」
テッド まあいい、ヤツらはほっといて現場周辺の散策でもするか
ツヴァイ 私は学校に明日休むことを電話してきましょう
GM 現場の周辺の散策をやっても、特に怪しいものはないですね
テッド じゃあ昨日のチンピラのことについて何か調べられないかな
GM ここではなにも分かりませんね
テッド セルマ、何か人脈ないの
セルマ ディレッタントと私立探偵ぐらいね。でもこの場合使えるのは私立探偵だけど…さっき合った人よ(笑)
テッド 知り合いだったの?
セルマ うん、知り合い
アーノルド だったらさっきの止めろよ
セルマ それは触らぬ神に何とやら…
GM それで、君達の日中の行動は?
テッド 実は寝むいんだよ、実家へ帰って夕方まで寝る
セルマ 私も徹夜したからね
アーノルド おまえも寝てただろ
GM 寝てたのはツヴァイにアーノルド
ツヴァイ 私はビルの探索をするわ、うーん4階からにしよう
GM 特になにもないね。買い物客たちが時々幽霊の噂の影響で4階をのぞきに来るくらいです。そして時間は一気に夕方になりました
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