この時代に珍しい日仏ハーフ。普段はバカ外国人『ピエール』と名のっているが、実態は孤高で、冷酷なまでに冷静な魔剣士。剣はもとより、大型銃やコートの中に忍ばせる鉄針などの暗器を使い、その手段を選ばない戦い方や必要ならば仲間ですら斬り捨てる行動理念は当初、同行する者達の反感を買っていたが、そのかわり実力は一級品で、彼の持つ強力な退魔剣術や操作能力を請われ、本人の知らぬ間にＳＳＳＣの『契約社員』にされてしまう（その時に彼が提示した辞表は数十回にも及ぶが、全てうやむやの内にゴミ箱行きにされている）。また彼自身かなりの皮肉屋で、ＳＳＳＣを『託児所』と呼び、仕事内容を『ママゴト』と言っては社長を閉口させてきた。さらに敵の魔術師を『手品師』と言って逆上させた所をみると、どうやら鈴木京同様、協調性が少々欠如した性格なのかもしれない。
　なお、彼にはまだ会った事もない『妹』がいるのだが、魔剣を継承する際に『家族』という心の拠り所を捨て去る必要を感じ、自らその記憶を封印している。その為か、年下の女性（ユリ、霊華、特に明日香）に対して少々甘い所もある。もっとも、本人はその理由が何故かすら忘れ去ってしまっているが…。
　なお現在は行方知れずとなっている…。